元カレが夢に出てきた。
忘れた頃にたまに出てくる。
わたしの初めての彼で、恋愛の楽しさ切なさを
ぎゅっと味あわせてくれた人だ。
わたしは幼すぎて相手を深く思いやることができず
自分の素直な感情をありのままになんでもぶつけていた。
そう、好き合っているという事実が揺るぐなんて考えてもなかったんだ。
そして別れは突然やってきた。
理由ははっきりとはわからない。
でも後になりわたしも大人になり考えると、
子どもすぎたわたしのふるまいに不満が募ったんだろうな。
優しい彼はわたしのことをこれ以上イヤになる前に去りたかったんだろうな。
と、考えたりする。
彼の優しさや愛情にわたしはとても傲慢になっていた気がする。
浅はかないやらしさも見透かされていた気がする。
彼と過ごした時間はとてもとても幸せで
恋人と甘く時間を過ごすことの素晴らしさを教えてくれた。
人生で初めての大きな喪失感も教えてくれた。
願っても願っても、この世には仕方のないこと、どうしようもないことがあるんだって
はじめて知った。
振り返ると、彼はわたしが出会った男性の中で総合点がかなり高い人だったと思う。
初めての彼じゃなかったら、うまくいってたのかなって思うこともあった。
どうだろう?得られなかったものだから、美化されてるだけなのかもしれない。
そんな彼が久しぶりに夢に登場して
寝付けない真夜中につらつらと彼への想いを語ってみました。
そういえば、彼への思いをどこかでこうして語るのは初めてだ。
今ごろどうしているのかなぁ。
ステキなおじさんになってるといいな。