「コーヒーが冷めないうちに」
観てきました。
この映画の公開を知った時から、きっと観に行くだろうなと直感してました。
観たい、観に行こう〜という映画はいつもいろいろあるけど
その全てを観れるわけではなく、
タイミングやテンションの関係で結局見逃す作品のほうが多いのです。
そんな中、この作品はやっぱり早々に観ることができて、内容にも大満足しています。
ネタバレするつもりはないけど、感想を述べると。
見終わった後に、「家に帰っておいしいご飯を作って食べたいな」って思いました。
最近はずーーっと、ご飯作りはやっつけ仕事みたいな感じで
ひっ迫感の中、めんどくさいなーと思いながら
用意してばかりだったんだけど、
そうじゃなかった頃の自分を思い出して、食べたいなぁ、食べてみたいなぁ、作ってみたいなぁって気持ちで
わくわくしながらおいしいものを家族に用意したくなったのです。
何作ろっかなーって考えた結果、バターチキンカレーにしました。
肉を漬け込んで、野菜を刻んで、スパイスをじっくり炒めて、具材を煮込んで、香りを楽しんで
子どもたちと「いいにおーーーい!」と言いながら、できあがりを楽しみにしました。
そういう相手がいて、時間があって、そうできることが幸せだなぁと再確認。
愛おしい対象を大事にできる、その今の幸せをしっかりと満喫しなければ。
できるだけ雑にならないように、大事に過ごそう、と思わせてくれた映画です。
「4度泣ける」の前宣伝のように、途中数回涙を拭きましたが、心が温かくなる涙です。
有村架純ちゃんもとてもよかった。
彼女の静かで穏やかでかわいらしい佇まいの中にある、ブレない芯の強さみたいなのがすばらしい。伊藤健太郎くんの役どころもとてもよかった。
てゆーか、嫌な人がいない。みんな切なくて優しい人たちだったのが、スクリーンに映ってるだけで涙を誘います。松重さんなんて登場した時から切なかったー。すごいなー。
そんな人たちの中で、若くて明るくて優しい伊藤くんのポジションがとてもとても救いでした。
今を生きよう、未来を作ろう。前に進もう。
それは自分でできること。
大切な人を胸に思い描こう。
その人の大切さをしっかりと刻もう。