夕方さんぽ

日常の雑感など

虫垂炎手術記録

虫垂炎の手術を受けました。

今は術後2日目。

おとといの夜(6/18)の9時ごろからの手術で

全身麻酔の腹腔鏡手術。

 

当初3箇所の傷という説明だったけど

終わってみたら1箇所でできたとのこと。

麻酔導入の注射で

「すこしピリピリするかもしれませんー」と軽いテンションで言われたけど

これがピリピリどころか激痛に変わり

いったーーーーーぃと声をあげたかあげてないかくらいで記憶が途絶えてます。

死ぬときってこんな感じ?

目が覚めたら、何か話しかけられて

ダンナが横に立ってわたしを見下ろして

周りのスタッフに「じゃぁ子どもだけで家にいるんで帰ります」と、あっけなく立ち去り、

わたしは意識朦朧としつつ

つめてぇなぁ、と不満をチラリと抱いたけど、そんなことはすぐにどうでもよくなるほど胃がひっくり返るような痛さ。

痛み止めの投与も効き目はなく

胃の痛みとの戦いで寝たり起きたりの夜を過ごした。

 

浅い眠りで一晩過ごし、朝が来て声をかけられる。

まだ痛みもあり、ぼんやりとしてたと思う。

(記憶がほぼない)

今いる術後室から病室へ移動するため、

担当看護師がテキパキと体を拭いたり着替えをしたりお世話してくれる。

体動かしたほうがいいんで、ゆっくり立ってみましょうと言われた

ようよう立つ。

足踏みできますか?と言われ

その場で数回足踏み。

歩いてみましょうか?と言われ

フロアを少しずつゆっくりと歩いていると

大丈夫そうですね、ベッドを移動しますのでそこのデイルームのソファで待ってて下さいと言って

その看護師はバタバタと去って行き、わたしはグッタリとソファで待機。

他の看護師さんが目を丸くしてわたしを見つけ「大丈夫ですか?」とかけ寄り「疲れました、痛いです」と訴えると

一緒にいてくれて、移動が終わった病室まで付き添ってくれた。

部屋に着くと担当看護師がいろいろ説明を始める。

聞いてるうちにだんだん気分が悪くなりベッドに入った。

術後だから体がまだまだ体力ないよなーと、低血圧の貧血になりかけた気がした。

まともな食事もずっとできてなかったし。

ベットに横になるとすぐに眠りについた。

 

ふと目覚めて、トイレに行きたかった。

尿の管がもう抜かれていたので、術後初トイレ。

歩いてトイレまで行くのはさっきの経験から自信がなかったから

ナースコールで来てもらって「自信ないんでついて来てもらえますか?」とお願いした。

わかったように「まだ痛いですよね〜」とか話しかけてくるが、こっちは必死だ。

トイレに着くと「歩けましたね、じゃぁ」と言って立ち去った。

え?待っててくれないの?と思いつつ、用を足したが

排尿による下腹部の痛みで少し気分が悪い。

なんとか立ち上がり手を洗い部屋に戻ろうと歩き出したが、

体がどんどん冷たくなり、立つのも辛くなり倒れかけたとこへ

別の看護師さんが気づき駆けつけてくれて助けてもらえた。

全身に力が入らず車椅子に座っていることも辛く崩れ堕ちそうだった。

ベッドに戻してもらい血圧を測ったら上が66とかだったと思う。

ベッドの足元を高く上げられ、そのまま気を失うように眠った。

 

昼過ぎに母と弟の奥さんYちゃんが一緒にお見舞いに来てくれて目覚めた。

起き上がれず横になったまま、病気の発症から今までのことを話して

なんとか気が紛れてきた。

けど、あのポンコツ看護師のアレコレが気になり

つい口に出すとYちゃんもこの短時間で違和感を感じていたらしく

賛同を得て満足することができた。

 

このポンコツちゃんはこの日の朝から夕方までの担当だったけど、その後も(その前も)アレコレやらかし…

一生懸命なんだけど、何かが足らないために看護師としての仕事が成されていない気がする。

その何かというのは、患者の話を聞いて要望を察するとか、相手の立場に立つとか、丁寧な仕事とか、そういう部分?

ホントに話が通じなくてしんどい思いをしたので夜のベテランナースに「お昼の担当さんはまた担当になりますか?ちょっとお話が伝わりづらくて…」とまでいうと「わかりました、もうつかないように外しますね、嫌な思いをさせてしまってごめんなさい」と即座に応えていただき、ホッとした。

申し訳ないけど、この弱った体をお任せするのが不安で、申し出るしかなかった。

 

看護師への不安は解消されたが、お腹の痛みはずっと治らない。

抗生剤、痛み止めの点滴も随時受けていたが

お腹の張りがひどく、ガスも便も開通しないので

張りとそれに伴う胃の痛みで、手術失敗したんじゃないかと不安になったり。

動くと腸の働きもよくなるから歩くといいですよと言われるけど、

低血圧で倒れたアレがトラウマで散歩にも行けず…

トイレには行かないといけないのでベッドを起こして、座った状態で長く過ごしてから立ち上がり様子を見てトイレに行くようにしたら、

なんとか大丈夫で、その方法で少しずつ歩くように心がけた。

どうせ何もすることはないので、トイレにもできるだけ長く座り、少しでもガスや便を出す努力をした。

体は正直で、少しでも容量が減ると痛みもマシになるのだ。

それでも2回目の夜も痛みで寝苦しく、何度も目覚めようやく朝を迎えた。

朝食もお腹の張りのせいで食欲もなく、少量。

しかし、そのあといただいた痛み止めが劇的に効いて

スヤスヤと心地よく朝寝をし、

目覚めて昼食を少し食べたら少し便が出て、

張りも楽になり痛くないからチャンス!と思い

売店まで遠出をしてパンとコーヒー牛乳を買って食べたら

また便が出て…という好循環ラッキータイムの突入!

あああ、ロキソニンありがとう〜。

張りがなくなってきたら、やっぱり胃の痛みも軽減したし

ホント体って繋がってる!

 

長くなったので一旦この辺で。